10/8 筋骨めぐり

「飛騨金山駅」到着。
駅から実家まで徒歩で帰る際に「筋骨めぐり」のコースをたどってみました。
かつて宿場町だった風情が残る町並みと迷路のような路地裏をめぐるというもので、10年ぐらい前から町の観光資源となるようになり、ガイドツアーも行われています。
詳しくは→ ①
「筋骨めぐり」(金山町観光協会) ②
「筋骨めぐりマップ」「金山橋」から上流を眺めたところ。
右が下呂温泉の方から流れて来る飛騨川(益田川)で、左が上流に名古屋の水源地「岩屋ダム」がある馬瀬川。馬瀬川に架かる水色の橋が「境橋」という美濃と飛騨の境の橋。

境橋のこっちが美濃の国で向こうが飛騨の国。
明治になってもこっちが武儀郡金山町(美濃)で向こうが益田郡下原村(飛騨)となり別々の町でしたが、昭和の初めに国鉄の駅が下原村側に出来た際にどういうわけか駅名が「飛騨金山」となり、その頃に金山橋が出来て人々の生活圏が変わっていき、昭和30年(1955年)に近隣の4村が合併し益田郡金山町(飛騨)となり、その後、平成16年(2004年)に下呂市金山町となりました。つまり金山は元々美濃なのですが飛騨に吸収合併されてしまったという形で、ぼくの親父はいまだに「ここは美濃だ」と言ってたりします。
*この橋の下で小学生の頃によく泳いだものでした。画像奥の岩の上から飛び込んだのを思い出します。

境橋から1本入ったところにある創業 享保五年十月(1720年)の「奥飛騨酒造」。
ぼくが地元にいた頃は「高木酒造」と呼ばれてましたが現在では「奥飛騨酒造」という名前に。正直ここは美濃だった場所で飛騨でなくて奥飛騨でもありませんが、まあその辺は置いといて。
先日
「ぎふ旅コインの巻」の件でお騒がせしたので今日は寄って、おかみに挨拶をして日本酒などを購入しました。

屋根に「うだつ」がある推定築187年の建物。
今年6月に下呂市の第1号「景観重要建造物」に認定されました。

そしてそしてそして、今夜から放送の東海テレビ大人の土ドラ「最高のオバハン中島ハル子2」の撮影に使われたそうで、第5話(11/5)の放送の舞台になるそうです。

そして泉町の方へ、ここからが筋骨めぐりのメイン。
画像中央が珍しい木造三階建ての「清水楼」。町一番の料亭の跡。

その横の路地を下って行くと(画像は階段下から上に向かって撮影)。

キレイな清水が湧いています。街中にこういった場所がもう2か所あります。

別の路地裏へ下りると川をまたいで家屋が建てられていたり、

軒先が飛び出して宙に浮いてるような不思議な形になっていたりして、最近では「ハウルの動く城」と呼ばれたりもしているそうです。

学校帰りなどによく寄っていた「なとり天ぷら店」は数年前店主が亡くなり閉店。

桜町の「銭湯」の建物跡。ぼくが小学生の頃までは営業していました(入ったことはありません)。

「みつや製菓舗」。ここも学校帰りに寄ってました。懐かしい「六方焼き」を購入。

今回歩いた「筋骨めぐり」のコースは半分ほど。
飛騨金山にお越しの際はぜひお立ちより下さい。
夜、実家で奥飛騨酒造で購入した「奥飛騨 秋あがり」(秋期限定)と「酒粕クリームチ-ズ」。
「ひだほまれ」と「G酵母」(岐阜県酵母)で醸した淡麗辛口純米吟醸。1本空けちゃいました。
スポンサーサイト