10/2 夜の女たち
ミュージカル「夜の女たち」を観に「穂の国とよはし芸術劇場PLAT」へ。

溝口健二監督の映画「夜の女たち」(1948年)を舞台化、しかもミュージカルで。
戦後まもない大阪を舞台に夜の闇に堕ちた三人の女性の人生を描いたもの。
戦争で夫を亡くし貧困で子供も失った房子を演じるのは「江口のりこ」さん。満州から引き揚げてきた妹の夏子を「前田敦子」さん。房子の夫の妹の久美子には「伊原六花」さん。脇を固めるのが北村有起哉さん、大東駿介さん、前田旺志郎さん、そして北村岳子さん(Eテレ「コレナンデ商会」のターキーさんの声)などが出演。
上演台本・演出は長塚圭史さん。
江口のりこさんが出ている舞台を観るのは3回目のはず、でも主演作は今回が初めて。彼女の独特の雰囲気と間が活かされていました。そして元AKB48の前田敦子さん!どんなもんかなあと思ってましたがなかなかの演技に見る目が変わりました。伊原六花さんもEテレの「旅するためのスペイン語」で見ていましたが予想以上に素晴らしかったです。
ミュージカルというと華やかなイメージがありますが、この舞台はそうではなくて、重苦しい題材に歌や踊りでアクセントをつけテーマを浮き上がらせていくといった感じで、個々の歌唱よりも合唱が多くを占めていました。
この舞台用のオリジナル曲を手掛けているのは「荻野清子」さん。三谷幸喜監督作品の「ザ・マジックアワー」などで日本アカデミー賞優秀音楽賞を3回受賞されている方。沢口靖子さんの「ヤマトタケル」、「小吉の女房」、「小吉の女房2」などの作品でも音楽を担当。そして舞台横での生演奏がとても素晴らしく、バンドは5人(ドラム、ベース、ギター、トランペット、サックスなど)で、エレキ、アコースティックとを織り交ぜていい感じでした。
参考:You-Tubeより埋め込み<KAAT神奈川芸術劇場プロデュース ミュージカル『夜の女たち』舞台映像>
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~豊橋駅前を少しぶらぶらしました~
暗渠化された水路の上に「水上ビル」(全国的にも特異なビル)。
1964~67年にかけて完成し、1階が店舗で商店街として発展した所。

東三河地方のご当地インスタントラーメン「ポンポコラーメン」。その「生麺」バージョンが食べられるという豊橋駅構内の壺屋へ行きました。昭和っぽい感じで初めて食べたけど懐かしい味でした。
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