7/20③ 須賀谷温泉
北陸本線の車窓から見る伊吹山。
本当は今日は伊吹山への登山を予定していましたが、
5月に痛めた左膝がまだまだダメで今朝まで様子を見ましたが、
「登りは良くても下りが無理」と断念して、近江八幡観光に変更したのでした。

下山後に泊まる予定で予約していた宿の最寄りの河毛駅へ。

「小谷城址」。
戦国時代、浅井氏の居城「小谷城」があった場所。
画像でいうと右の尾根上に曲輪を設けて中間部に本丸があったそうです。

1568年、織田信長の妹・お市の方が小谷城主・浅井長政に嫁ぐ。
1570年、浅井長政は信長を裏切り(金ヶ崎の退き口)、
織田・徳川連合軍と浅井・朝倉の「姉川の戦い」が起こる。
徳川軍の活躍で織田軍が勝利するも小谷城は落とせず。
1573年、織田信長は再び浅井を攻め「小谷城の戦い」が始まり、
援軍の朝倉軍を敗走させ、「一乗谷の戦い」で朝倉家を滅ぼす。
羽柴秀吉に本丸よりも尾根の上部にある京極丸を落とされると、
浅井長政は本丸で持ちこたえるも、長男万福丸を城外へ逃がし、
正室・お市の方と3人の娘を羽柴秀吉に引き渡たし自刃する。
その後、一連の働きにより羽柴秀吉が長浜城を築城し小谷城は廃城。
小谷城址へは長浜駅・河毛駅から現地までバスが出ていて、
そこからシャトルバスで番所跡まで行けます(運行日に注意)。

そんなわけで、今日のお宿は「秘湯 須賀谷温泉」。
小谷城の城郭があった尾根の東側の谷にある温泉。
顔出しパネルは、戦国時代にこの温泉を湯治に利用したと言われている、
浅井長政・お市の方と、茶々・初・江の浅井三姉妹。

「浅井の湯」は男風呂が長政の湯、女湯はお市の湯となっていました。
かけ流しで、源泉は無色透明で、空気に触れると赤茶色になるという湯。
肌にも優しくいいお湯でした。

夕食には、ビワマスの刺身・もろこの佃煮、赤こんにゃくなどの近江の名産品と、
日本酒は常温で地酒の「松の花」。

そしてメインの「近江牛のすきやき」。
近江牛は秀吉の時代から約400年の歴史がある
日本で最も歴史のあるブランド和牛とのこと。
「日本三大和牛」のひとつ。

仲居さんによると、肉質がきめ細かく柔らかいお肉で、「縮まない」とのこと。
なので、すきやきやしゃぶしゃぶに適していて、
実際口にすると、柔らかく溶けるような感覚で、脂はとても甘くて、
美味しく堪能することが出来ました。

お部屋では、「鯖なれ寿し・鮒寿し・鮎寿し」の「なれ寿し」3種類と、
地酒「湖濱」の純米酒を楽しみました。
鮒ずしのこの独特の味はクセになりますよね。
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