4/10 エターナル・ハッピネス
「花の百名山」のひとつに数えられる、
いなべ市の「藤原岳」に行きました。
今日のルートは、裏道(聖宝寺)から登って、表道(大貝戸)へ下りる予定。

雪はだいぶ解けていて、下の方では登山道わきと日陰に残ってる程度。
ここは山岳会に所属している頃、よく「ボッカ(歩荷)トレーニング」
(20~30kgの荷物を担いで登るトレーニング)に使っていた所で、
キツイ思い出がほとんどなんだけど、今回は軽い荷物でゆ~っくり歩きました。

「セツブンソウ」(節分草) *準絶滅危惧種
節分の頃から咲き始める花で、この時期まで残ってるとは。
用足しに行って偶然見つけました(笑)。枯れかけですが。
こんな小さな花なのに、花弁とおしべとめしべがカラフル。
スプリング・エフェメラルのひとつです。

そして、今回の山行の本命「フクジュソウ」(福寿草)の登場です。

6合目の群生地はまだつぼみでしたが、
8~9合目にかけてはちょうど見頃でした!

福寿草もスプリング・エフェメラルです。

福寿草の花言葉は「エターナル・ハッピネス」(永遠の幸福)。

藤原岳頂上方面の景色。
頂上方面は笹ヤブになっていて、多分下はドロドロなので今回は止めて、
最高点のある天狗岩の方へ行きました。

藤原岳は石灰岩の山で、それが溶食されてできたカルスト地形。

冬枯れの楢(ナラ)?の灌木の中を進む。

天狗岩(1,165m)到着。
正面に見えるのが藤原岳の頂上。

さて、下山です。
昭和初期の頃、この辺にスキー場があったそうです。

帰りに見た福寿草。
花を大きく開き、太陽の光をいっぱい浴びて、黄金色に輝いていました。

福寿草には毒があるので、春の山菜と間違えてテンプラにしないように。

下山途中に、これもスプリング・エフェメラルのひとつに上げられる、
「キクザキイチゲ」(菊咲一華)が咲いていました。

登り始めたのは6:30、写真を撮ったりしながらたらたら歩いて天狗岩へは11:00、
下りてきたのは13:30でした。
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