2/5 てぶくろを買いに
今日は、ぼくの愛知の父母と言っても過言ではない、
12年ほど前から懇意にしていただいているKご夫妻と、
知多半島の師崎へふぐを食べに行きました。
その途中、立ち寄ったのは「新美南吉記念館」。
「ごんぎつね」などの作品で知られる童話作家、新美南吉さんの記念館。
みなさんも絵本などでよくご存知ですよね。
ここ半田市出身で、近くに生家も残されています。
(建物が地下に埋もれるような形で、屋根まで芝生で覆われています)

ぼくの好きなお話は「てぶくろを買いに」。

母狐が子狐の片方の手を人の手に化かし銅貨をにぎらせ、
「必ず人間の手の方を差し出すんだよ」と手袋を買いに行かせる。
しかし、子狐は間違えて狐のままの手の方を出してしまう。
帽子屋は驚くが、お金が本物だと分かると、
その狐の手に暖かい手袋をつけてやる。
無事子狐が戻り、人間は思ったよりも怖くなかったと言う子狐に、
母狐は「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら」
とつぶやくのでした。
子供の頃読んで、なかこう言い表せない気持ちになったことを憶えています。
今読んでもその時の思いがなんとなく蘇ってきます。
大人になっても忘れたくない気持ちですよね。
少し時間があったので、羽豆岬(知多半島の先っぽ)でお散歩。
防波堤を歩いてたら映画「世界の中心で愛をさけぶ」のシーンを思い出しました。

そんなわけで、「ふぐ」です。
お店は、料理旅館「
商工社」
前に一度来たことがあって、お値打ちで美味しかったので、
今回もここにしました。

てっさ・てっぴ

てっちり

からあげ

ぞうすい

これに先付や茶碗蒸し、デザートが付いて、「ふぐづくしコース」(一人5250円)!
お腹がふぐのように膨らむほど食べて、
一週間くらいもう何も食べなくていいと思うほどでした。
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