1/8① All Court Press⑬
「三菱電機コアラーズ vs 富士通レッドウェーブ」(第10週 Game1)
稲永スポーツセンター(港区:あおなみ線 野跡駅から徒歩10分)。

試合前、会場アナウンスで、今日この会場で予定の第2試合「トヨタ自動車vsアイシンウィングス」の中止が伝えられました。ウィングス所属選手1名が新型コロナの濃厚接触者となった模様(翌日、陽性反応が確認されました)。
*同日「名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs筑波ロボッツ」も、ロボッツに感染者が出たため中止に。

三菱電機コアラーズはここまで9勝5敗。残り10試合の対戦チームとの組合せを考えると、今日明日のレッドウェーブとの2戦の結果によってベスト4を狙える位置に付けるかどうか、最終順位にも大きく関わって来ます。シーズン後半に向けての大きな山場。
*画像左手前の外国人選手はアーリーエントリーで入団のハディ・ダフェ選手(岐阜女子高校・名古屋経済大学卒)。

TIP OFF!コアラーズのスターティング5はイシ・オル・ハク・ケン・LEB選手。
対する富士通レッドウェーブはここまで16戦全勝。下位チームとの対戦が続いていたとはいえその勢いはあなどれません。東京五輪日本代表の町田・オコエ・宮澤・篠崎選手を有します。会場は三菱電機コアラーズのホーム名古屋市ながらも客席は富士通レッドウェーブ(川崎市)のファンが3分の2は占めている状況でアウェイ感もあるほど。

1QTR:コアラーズのエースLEB選手にマッチアップするのは、レッドウェーブのエース篠崎選手(東京五輪3×3日本代表)。

コアラーズの最初の得点はイシ選手の3P!
レッドウェーブがオフェンスリバウンドに消極的で、コアラーズがリバウンドで優勢となりゲームを進め、20-17、3点差で一歩リード。

2QTR:若き司令塔ケン選手(新成人)。2年目でほぼレギュラーとなり活躍中。まだまだ伸びしろ有り。
コアラーズは出だしの連続得点でリードを少し広げると、その後は追い上げられつつも点差をキープ。

オフェンスでもディフェンスでも運動量が多くチームにスピードを与えているレン選手!2QTR終了間際には3Pを決め、36-29、7点リードとする。

3QTR:ハク選手vsオコエ選手の日本代表同士のガチンコ勝負。ゲームを通じ攻守ともこの二人が1対1となった時はそこだけ別空間のようでした。両チームシュートまでは行くも決めきれない場面が続き、49-45、コアラーズ4点リード。

4QTR:リーグ戦ここまで全勝で勝負強いレッドウェーブに、コアラーズが逆転負けしないかとドキドキ。レッドウェーブが優勢ながらもゴールが決まらないのに助けられ、コアラーズはなんとかしのいで行くも残り52秒で64-63の1点差まで詰め寄られる。そして残り32秒でLEB選手が個人技で意地のバスケットカウントを決め!68-64。



その後、レッドウェーブも意地を見せ残り28秒でまたも68-67の1点差とし、そしてコアラーズの攻撃から。
ここで解説すると、残り28秒なのでコアラーズは24秒までオフェンスに時間を使い、残り4秒を守り切れば勝利というのがセオリー。1点差なので残り数秒でも同点もしくは逆転される可能性もあり、点を取るのも大事だか相手に「時間を出来るだけ残さない」という計算が重要。対峙するLEB選手と篠崎選手。

結果、時間はコアラーズに味方しゲームセット。68-67、1点差で勝利~!!
この1勝はコアラーズにとってとても大きな1勝!よく勝ち切りました!

本日のMVPはイシ選手!19得点の活躍をみせました!

コアラーズ 68 〇-● 67 レッドウェーブ
1QTR:20-16
2QTR:16-12
3QTR:13-16
4QTR:19-22
レッドウェーブは3Pを11本とコアラーズよりも5本(15点)も多く決めましたが、コアラーズは2Pを22本とレッドウェーブより8本(16点)多く決め、フリースローは同数という得点内容でした。レッドウェーブに初黒星を付けコアラーズのベスト4も見えてきました。