7/26 わんこそば
夏季休暇を利用して今年も「東北地方」へ。
名古屋駅発のぞみ(7:39)~盛岡駅着はやぶさ(11:47)

さっそくバスに乗って向かったのは、
創業明治40年の老舗「そば処 東屋本店」。

「わんこそば」初体験。
ぼくが手に持っているお椀に、「はい、じゃんじゃん」という掛け声と共に、
ひと口分ほどの蕎麦を次々と投げ入れ、お椀を重ねて行きました。
15杯が一区切りで、目指すは100杯なんですが、
今日は旅の初日ということであえて抑えて60杯で終えました。
おばちゃんでなく若い女の子がお給仕してくれてニタニタしてしまった。
食べた杯数が記された「証明書」もいただけました。

次は「もりおか 啄木・賢治青春館」
盛岡出身の俳人石川啄木と童話作家宮沢賢治の記念館。
小学生の時、石川啄木の本で読書感想文で賞をもらったことを思い出し、
宮沢賢治の「注文の多い料理店」や「セロ弾きのゴーシュ」、
そして「銀河鉄道の夜」もずっと大好きな作品です。
それぞれの盛岡での青春期を知ることが出来ました。

そして「盛岡城址公園」へ。
江戸時代に盛岡城があったところ。
北上川と中津川の合流点に突き出した丘陵に
盛岡藩初代藩主南部信直が1597年築城を始めたと伝えられ、
江戸時代を通じ南部氏の居城とされました。
明治になると建物の大半が取り壊されてしまいました

公園内の「もりおか歴史文化館」の中では、
盛岡藩南部家の歴史や城下町の発展、
「チャグチャグ馬コ」と「盛岡さんさ踊り」などが紹介されていました。

内丸から入り「櫻山神社」を参拝。
三の丸を抜け、空堀にかかる二の丸と本丸を結ぶ赤い「御廊下橋」を渡る。
復元された建物やそういったものは無く、石垣だけしかありませんでしたが、
曲輪の作りなど城郭の構造はなかなかのものと感じました。

東北では珍しい花崗岩を積み上げた高い石垣が特徴。
豊臣政権の奥州支配拠点に置かれたのがひとつの理由。
桜の古木に囲まれた風情のある城址でした。

本丸跡に残る「南部利祥中尉銅像台座」。
明治に南部家42代利祥の像が建立されましたが、
太平洋戦争中に軍需資材として供出され現在は台座のみが残る。

15:30 盛岡駅前でレンタカーを借りて(ブルーのVITZ。東北なので4WD)
16:40 約1時間ほどで「焼走りの湯」へ。
サラっとしたいい感じのお湯でしたが、露天風呂で油断してたら、
太ももを2カ所アブに喰われました(1週間腫れ上がりました)。

「焼走り登山口」の登山者用駐車場。
明日登る「岩手山」がずっしりと構えていました。
今夜はここで車中泊。
盛岡駅で買った駅弁とビールを飲んで21:00就寝。
翌3:00頃までぼくの1台だけで、誰も来なかった。
