6/11 コクーン歌舞伎と熱海五郎一座
朝一の新幹線(6:20)に乗って東京へ。
いつものパターンで築地市場到着(8:35)。
今回お目当ての「鮨文」の列に並びました。

1時間半待ってカウンターへ。
今回注文したのは「おまかせコース」。
大トロ、赤身・中トロ、カンパチ(?)と次々に目の前に並べられ、
車エビ、イカ、コハダ、赤貝、煮穴子、ウニ軍艦の旬の握りが10種、
巻き物、玉子焼、シジミの味噌汁を堪能しました。
どのネタも新鮮で一口では入らないぐらい大ぶりで、
シャリは赤酢を使っていて少し紅く「江戸前」といった感じでいた。

そして「築地場外市場」へ。
時間がなかったのでいつも寄る「今田屋商店」へ直行。

ここでいつも必ず買って帰る、猿払産の「貝柱」(乾物)。
どんなお酒にもぴったり合うおつまみで、炊き込みご飯にも使えます。
亜鉛やタウリンなど栄養素が豊富で男性ホルモンの働きを助けます。

そして向かった先は、渋谷の道玄坂の上にある「シアターコクーン」。
「コクーン歌舞伎 四谷怪談」を鑑賞に(12:00~15:00)。

コクーン歌舞伎は、1994年に中村勘三郎さんらが、
公演をしたのが始まりで、それから1~2年に一回の公演。
特色は「古典歌舞伎の演目を新たな演出で上演する」というもので、
演出・美術が串田和美さんで、歌舞伎役者以外の役者を起用したり、
椎名林檎などの現代の音楽や斬新な美術や照明を使い
歌舞伎らしからぬ演出が話題に。
今回の演目は「四谷怪談」(北番)。
スーツ姿のサラリーマンが何度も横切ったり、
音楽はバイオリン、サックス、アコーディオンの生演奏、
色彩豊かなプロジェクションもふんだんに使われていました。
中村獅童が伊右衛門、
中村七之助がお袖、中村勘九郎が権兵衛江、
中村扇雀がお岩と与茂七。
俳優の笹野高史やバレエダンサーの首藤康之も出演。
感想をたくさん書きたいところなんだけど、かいつまんで言うと、
お岩の中村扇雀の立ち姿がカッコ良かった。
中村七之助、勘九郎もかなり力をつけてきて、
偉大な父(勘三郎)に着実に近づいています。
怪談なのですが、おどろおどろしてなくて、涙あり笑いありで、
盛り上げるところは盛り上げ、泣かせるところは泣かせ、
観終わったあと、「いいものを観たなあ」という気持ちになりました。
* * * *
そして、今日はお芝居のハシゴで、
次に向かったのは「新橋演舞場」。
「熱海五郎一座 ヒミツの仲居と曲者たち」(16:30~19:30)

熱海五郎一座の新橋演舞場シリーズ第3弾。
「ヒミツの仲居と曲者たち」。
三宅裕司・小倉久寛・渡辺正行・ラサール石井・東貴博・深沢邦之
たちが集まり演じる東京喜劇。
第一回の時のゲストが沢口靖子、第二回が大地真央、
そして今回のゲストは松下由樹・笹本玲奈。
松下由樹は名古屋出身なので応援してるし、
ミュージカル女優の笹本玲奈も前から注目していました。
(笹本さんの母親は大地真央さんと宝塚時代の同期だそうです)
老舗旅館「ふじみ楼」に小手向江(松下由樹)がやってきて、
仲居として採用されるが素性は謎だらけ。
隣接する「ヨルトンホテル」と対立する中、「サミット誘致」の話が持ち上がり・・・。
笑いあり涙あり、アクション、ダンスに歌と盛りだくさんのエンターテイメント。
松下由樹のコメディエンヌぶりもなかなか面白く、
ラサール石井演じる神奈川県知事の設定やセリフに、
今世間を騒がしている東京都知事の時事ネタが盛り込まれ、
先日「笑点」の司会となった春風亭昇太が、
旅館の積まれた座布団を見て感慨深げ(?!)に思ったりする所など、
楽しませてくれる場面がたくさんありました。
そして笹本玲奈が伸びやかな声で歌う劇中歌がメチャ良かった。
終演後は夜の銀座の街を
古内東子さんの♪「銀座」を心の中で口ずさみながら銀ぶら。

さすが銀座、どの店舗もショーウインドーが素敵でした。

八重洲口の「東京駅一番街」でハシゴ酒。
1軒目はビアホール「ニュー・トーキョー」で、
EBISUのハーフ&ハーフと「海老タコガーリックソテー」。
オリーブオイルがいい感じで美味しかった。

2軒目に寄ったのは、カフェバー「ファリ・ブゥール」。
ミートのキッシュのワンプレートと白ワインで一杯。
22:00の最終の新幹線に乗って帰って来ました。
