7/16 PERU②
(3日目:午前)
ホテルを4:30に出発、国内線でクスコまで1時間。
飛行機の窓から見えるアンデスの山々。
南北7500km、幅750kmにわたる世界最大の褶曲山脈。
最高峰はアコンカグア(6960m)で、6000mを越える高峰が連なっています。
当たり前だけど、日本の山とは規模が全然違う、壮大そのもの。

ここでペルー共和国について少し。
広さは日本の3.4倍。
ほぼ赤道直下から南緯18度にあり、
海岸地域の乾燥地帯、6000m級のアンデスの高地、
そしてアマゾン源流域となるジャングルと大きく三つの地帯に分かれる。
人口は約2900万人(首都リマに800万人)
インディヘナ(先住民)45%・メスティソ(先住民とスペイン人との混血)37%・
ヨーロッパ系15%・アジア系など3%。
公用語はスペイン語、通貨はソル(1ソル:30円ぐらい)。
宗教は95%がカトリック。
* * * * *
そんなわけで、世界遺産二つ目「クスコ市街」です。
インカ帝国の首都だった都市で、スペインに征服され、
町の土台はインカ時代のもの、建造物は統治下以降のスペイン風のもの。
標高3399mなので空気が薄く、高山病が気になるけれど、
今日はここでの滞在時間は2時間ほどと短いので大丈夫でしょう。
クスコとはケチュア語で「ヘそ」!という意味、
ぼくがこの街に魅かれたわけだ(笑)。
まずは「サント・ドミンゴ教会」(太陽の神殿:コリカンチャ)。
時間がなくて記念撮影のみ。セニョリータTさんとNさん。

「カミソリの刃1枚すら通さない」と言われるインカの石材建築。
石の大きさや形が揃っていないのは、
あえて複雑さに挑戦したものとも考えられてのこと。
大きな地震を何度も経験していてもビクともしていない。

アトゥンルミヨク通りの有名な「12角の石」。

「アルマス広場」
インカ帝国時代も、その後のスペイン式の市街も、
この広場を中心に町造りが始まったとされる。
インカ9代皇帝パチャクティの像。

アルマス広場に面する「カテドラル」(大聖堂)。
建造に100年かかったとされるクスコのシンボル的建造物。
中には素晴らしい銀の祭壇や宗教画があるとのことでしたが、
見に行く時間はありませんでした。

アルマス広場から見渡すクスコ市街。
主にレンガで造られた家々が並ぶ。高い建物は無い。

このツアーで、このクスコ市街とその周辺観光を
ゆっくり見て回れなかったのが、いちばんの不満。とても心残り。
